


表面の角質層が防御壁となって水分が蒸発するのを防いだり、アレルゲンや紫外線などの刺激から皮膚細胞を保護する機能です。健康なお肌では、角質層の細胞は「セラミド」と呼ばれる脂質(油膜)によってつながれ、様々な刺激が皮膚内に侵入するのを防いでいます。またこのセラミドにより皮膚内には十分な水分が保持され、さらに外からの刺激によるダメージを受けにくくしています。
バリア機能が低下(セラミドの減少)すると、お肌は水分を失い、また常に刺激にさらされることで慢性的な炎症が引き起こされます。油分・水分の減少は乾燥肌、脂性肌、にきびの原因に、慢性炎症はお肌からキメを失わせたり、色素沈着(肝班)の原因になります。
バリア機能を回復することが肝斑治療の第一歩なのです。

淡褐色、境界が不鮮明な色素斑が左右対称にあらわれるのが大きな特徴です。
原因は諸説ありますが、ほほ骨・こめかみ・両ほほ・鼻根部・額など洗顔やクレンジングの際によく擦る部位にしか発症しないことから、肝斑はバリア機能の低下した部位の慢性炎症に伴う色素沈着であるという説が有力です。
肉眼的にははっきりわからない肝斑の芽「かくれ肝斑」の存在にも注意が必要です。かくれ肝斑のある部位は、バリア機能が低下していたり、擦るクセがあることが多く、将来的に肉眼でもわかる「肝斑」になるおそれがあります。
ロボスキンアナライザーによる肝斑診断
「→」の部分が肝斑です



| 1 バリア改善 | 2 肝斑改善 | バリア+肝斑改善 | |
|---|---|---|---|
| 洗顔指導 | ○ | ○ | ○ |
| セラミド配合ローション | ○ | 不要 | ○ |
| トランサミン・ビタミンC イオン導入 |
○(通常8~10回) | ○(約半年) | ○(約半年) |
| トランサミン・ビタミンC 内服 |
○(通常2~3ヶ月) | ○(約半年) | ○(約半年) |
| フォトRF | バリア改善後 | はじめから | バリア改善後 |
| 併用するイオン導入 | ビタミンC (+プラセンタ) |
ビタミンC + トラネキサム酸 |
ビタミンC +トラネキサム酸 |