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コラム

男性更年期について ~その3

男性更年期障害の治療法には、減少した男性ホルモン(テストステロン)を補充するテストステロン補充療法があり、注射療法、漢方療法の2つ方法があります(有効な経口剤は日本では未認可です)。
前回もお話しましたが、治療の対象は、症状があり、テストステロンが低値を示した方です。

注射の場合、筋肉注射を2週間から4週間に一度行います。効果の現れ方は個人差があり、注射直後より効果を実感される方や、3ヶ月程度かかる方など様々ですが、3回が一つの目安と言えます。
治療後3ヶ月、6ヶ月の時点で症状の改善度、副作用の程度、本人の希望などを考慮して、治療を続けるかどうかを決定します。
注射療法では頻度は少ないものの、肝機能障害、多血症、睡眠時無呼吸症候群、不妊、前立腺腫大などの副作用のほか、前立腺癌のリスクが僅かながら上昇しますので、年に一度はPSA(前立腺腫瘍マーカー)などの検査が必要です。

漢方療法は効果が出るのがゆっくりで、最低でも6ヶ月程度は経過をみる必要がありますが、副作用が少なく前立腺検査等も不要なため、比較的気軽に治療を行えるという利点があります。

男性更年期障害の原因となるテストステロン減少は、「ストレスホルモン」と呼ばれる「コルチゾル」の増加によって引き起こされることが知られています。
コルチゾルは不規則な生活、運動不足、ストレスなどによって分泌が増加するため、男性更年期障害の治療中、また予防にはできるだけストレスを避けること、生活習慣の改善が重要です。
更年期障害治療を行ったにもかかわらず症状が改善しない場合は、何か重大な病気が潜んでいることもあります。放置せず、精密検査を受けましょう。

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 9月号より

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男性更年期について ~その2

今回は、「男性更年期障害」の診断についてのお話です。
前号でも述べましたが、男性更年期障害は単に男性ホルモンの減少した状態を言うのではなく、ホルモンの減少とともに症状を認める場合を言い、ただ男性ホルモンが減少していているだけでは更年期障害治療の対象にはなりません。したがって「男性更年期障害」の診断には、問診がとても重要なのです。通常、問診には横山らによる問診票を用います。

問診票

合計点が10点以上は男性更年期の可能性があり、18点以上の方は男性更年期がかなり確実と考えられています。
問診で男性更年期障害が疑われる場合は、遊離テストステロン(男性ホルモン)の測定を行います。男性更年期に該当する年齢では、遊離テストステロンの基準値は15~16pg/mlで、9pg/ml以下であれば男性ホルモンの欠乏と診断します。問診と血中テストステロン値により、男性更年期障害と診断された方が、治療の対象となります。
症状があるだけで、男性ホルモンの欠乏がない方は、更年期障害以外の原因を検索する必要があります。

次回は男性更年期障害の治療についてお話しします。

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 5月号より

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男性更年期について ~その1

「更年期」とは加齢に伴い性ホルモンが減少した状態で、「更年期障害」はこの性ホルモンの減少によって種々の症状が出現する事を言います。
今まで更年期と言えば女性の問題であり、「男性には更年期はない」と考えられてきました。
しかし近年、女性と同様に男性にも性ホルモン減少に由来する「更年期障害」が存在することがわかってきました。

男女ともに性ホルモンの分泌は20~30歳代にピークを迎え、その後男性はなだらかに男性ホルモン(テストステロン)の分泌が減少するのに対し、女性は40才後半から50才代の間に急激な性ホルモン(エストロゲン)の減少が起こります。このためホルモン減少による更年期障害の発症の仕方は男女間で大きく異なり、男性更年期は女性の更年期に比べ症状の出現が目立ちにくいという特徴があることから、これまであまり注目されることがなかったのです。

男性更年期の症状は、

  • (1) 不眠、不安やイライラ等の精神神経症状
  • (2) 勃起不全や性欲低下等の性機能症状
  • (3) 頻尿、殘尿感等の泌尿器症状

以上の3大症状の他、女性の更年期と同様に手足の痺れ、発汗、動悸、食欲不振、肩こり、易疲労感や倦怠感等の全身症状も認められます。

社会的な責任が大きくなる40~50代の男性のうつ傾向や慢性疲労などは、「ある程度しょうがないことだ」と考えられてきましたが、この時期、女性の更年期障害の症状と似た症状を伴っているケースも多く、様々な研究・調査の結果、「男性更年期」という概念が生まれ、これまでうつ病と診断された人の中にかなりの男性更年期が含まれていることもわかってきました。

「男性更年期」自体は「男性ホルモンが減少している」という状態であって病気ではありません。重要なのは、「更年期障害(性ホルモン減少に伴う症状)」があるかどうかということで、特に自殺につながることもある抑うつ症状を認める場合は注意が必要です。また日々の生活に支障をきたすような症状がある場合も、適切な治療を行うことで見違えるように生き生きとした生活を送れるようになることもあります。

次回は男性更年期の診断・治療についてお話しします。

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 4月号より

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ニキビについて ~その3

以前はニキビで受診される方には、顔を清潔に!髪は顔にかからないように!お化粧はやめましょう!とお話することがごく一般的でした。
でもニキビに悩む年代は幅広くなっており、全員がこれを実践するのは難しいですよね。
そこで今回はニキビの治療の妨げにならないスキンケアとメイクについてのお話です。

スキンケアで大切なのは2点。
まず使用する基礎化粧品はニキビを悪化させないものを、「ノンコメドジェニックテスト済み」(ニキビを作りにくいですという意味)の表示を目安にするといいでしょう。
次に肌のバリア機能を低下させないスキンケアを心がけて下さい。ニキビ肌の方は特に「清潔にしないと!」という考えから洗顔が過剰になっている場合が多いようです。余分な皮脂や汚れが落ちれば充分なのですが、バリア保護に必要な皮脂まで落としてしまい、ニキビの始まりである毛穴の閉塞や皮脂の過剰分泌をかえって起こしやすい状態にしてしまっているのです。
具体的には

  • (1) 洗顔は1日2回で十分
  • (2) 擦らない
  • (3) クレンジングはたっぷりと
  • (4) 石鹸はよく泡立てて泡で顔を包むように
  • (5) ぬるま湯か水ですすぎ残しがないように洗い流し
  • (6) 最後に保湿を必ずしましょう

メイクについてですが、最近はメイクの精神面での効果も認められており、ニキビ肌の方にもニキビを悪化させないように上手にメイクを楽しんで頂きたいものです。
まずベースメークですが、通常ニキビを気にされている方は「ニキビを隠したい!」という気持ちが強く、ニキビをコンシーラーで塗りつぶし、その上からリキッドファンデーションを厚塗りされていることが多いように思います。
残念ながらこの方法はやはりニキビを悪化させてしまいます。隠すのではなく補色の効果でニキビを目立たなくさせましょう。
パウダーファンデーションを2色使い、ニキビの上には黄色をのせ、顔全体に肌にあった色をのせましょう。これでニキビの赤みを目立たなくすることができます。あとはニキビを隠すために使っていた時間と労力をポイントメークに使いましょう。
眉を整え、アイメークやリップをていねいにすると印象は大きくかわりますし、ニキビから視線をそらすこともできます。そして何よりも前向きにメイクを楽しめますよね。

最後に食事ですが、ニキビに悪いという食物は特定されているわけではありませんが、皮脂の材料となるような油っぽいものや甘いものはやはり控えたほうがいいようです。ビタミンや食物繊維などに気をつけたバランスの良い食生活を心がけることが大切です。

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 3月号より

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ニキビについて ~その2

今回はニキビの治療のお話です。
前回のおさらいになりますが、ニキビは(1) 毛穴の入り口が固くなりふさがる、(2) 皮脂が過剰に出過ぎてしまう、(3) アクネ桿菌が増え炎症を引き起こす、(4) 性ホルモンのアンバランス、が影響しあって面ぽう(コメド)いわゆる白ニキビ、黒ニキビから炎症を伴った赤ニキビへと進行し、ひどいケースではニキビ跡となってしまうのでしたね。
ニキビの治療にはそれぞれに対する対策が必要です。
順に見ていきましょう。

(1) 毛穴の入り口がふさがるのはニキビの始まりですから、ここの治療が最も重要です。
治療法としてはケミカルピーリングやレチノイン酸で、毛穴の入り口をふさいでしまう異常な角質を取り除きます。
ケミカルピーリングは2週間に1度のペースで、またレチノイン酸は基本的に毎日自宅で外用を行います。どちらも3ヶ月程度治療を続けていくと面ぽうが減ってきます。ただ乾燥を伴いやすいので保湿剤(オレイン酸などニキビを悪化させる成分を含まないもの)が必要になります。

(2) 過剰な皮脂は毛穴をつまらせるだけでなくアクネ桿菌も活発にします。
皮脂を分泌する皮脂腺の活動を抑える治療としては、レチノイン酸の外用やビタミンC誘導体の外用とイオン導入があります。また同一部位にニキビが反復してできる場合は皮脂腺を焼いてしまう治療法もあります。

(3) アクネ桿菌は患部に炎症をひきおこし、赤ニキビの原因となります。
アクネ桿菌には抗生剤の内服が効果的です。耐性菌の問題などがあり、症状を見ながらポイント的に使います。
抗生剤以外の治療法としてフォトフェイシャルなどの光治療があります。光治療はアクネ桿菌への殺菌作用とともに赤みそのものにも有効で、また同時に美肌効果も期待できる優れた治療法です。

(4) 性ホルモンのアンバランスは皮脂分泌の増加をきたします。
特に下顎や頸部など毎回きまった部位にできるしつこいニキビ(大人ニキビ)は男性ホルモンが関係していると言われており、低用量ピルなどを用いたホルモン療法の併用が必要になることがあります。

このようにニキビの治療は多岐にわたりますが、ニキビ跡は治療がとても困難なため、早い段階でニキビを悪化させないことが重要です。不幸にもニキビ跡になってしまった場合は、ニキビ跡を目立たなくしていく方法もいくつかありますので、またの機会にご紹介したいと思います。

次回はニキビ治療のもう一つのポイントであるスキンケアとメイクを中心にお話していきます。

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 2月号より

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ニキビについて ~その1

今回はアンチエイジングとは少しはずれますが、ニキビについてお話したいと思います。
以前は「ニキビは青春のシンボル」といわれ、大人になれば自然になおるものとしてあまり気にされることもなかったのですが、最近は20歳代以降に出現する大人のニキビが増え、美肌ブームも加わりニキビに悩む方が多くなっています。このニキビ、実は原因が複雑できちんと対処しないとなかなか治療が難しい!…「たかがニキビ、されどニキビ」なんです。そこで、ここからはニキビの原因のお話になります。

ニキビは大きく4つの原因が挙げられます。

  • (1) 毛穴の異常な角化(角質がかたくなること)
  • (2) 皮脂の分泌亢進
  • (3) アクネ桿菌の増殖
  • (4) 性ホルモンの影響

です。
では1つ1つわかりやすく説明していきましょう。

(1) 毛穴の異常な角化(角質がかたくなること)

まず毛穴の口がかたくなりふさがってしまいます。
このため毛穴の中にある皮脂腺から出る皮脂がたまり、小さくプツプツとした面ぽう(白ニキビ、黒ニキビ)ができます。毛穴をふさいでしまう原因としてコラムにも登場したバリア機能の障害や性ホルモンの影響などが考えられます。

(2) 皮脂の分泌亢進

次に皮脂がどんどん出過ぎてしまいます。
この余分な皮脂によってバリア機能が更に障害されて(1)の毛穴の角化が進みます。そこにどんどん皮脂がたまり、前述の面ぽうの形成が進みます。皮脂が出過ぎてしまう原因としては性ホルモンの影響、そしてまたまたバリア機能の障害が挙げられます。この皮脂がたくさんたまった面ぽうは次にお話するアクネ桿菌にとってとても居心地がいいのです。

(3) アクネ桿菌の増殖

ここでアクネ桿菌の登場です。
この菌は常在菌といって誰でも持っている菌ですが、皮脂がたくさんあって空気にふれない閉ざされた所がとても大好きで、面ぽうの状態になるとどんどん活発になって数もふえ、悪さをします。ニキビの炎症を引き起こし、毛包壁を破壊します。つまり白ニキビ、黒ニキビから赤ニキビ、ニキビ跡へとにきびを進行させて行くのです。

(4) 性ホルモンの影響

(1)や(2)でも出てきたように性ホルモンのバランスがくずれると皮脂の分泌が増え、毛穴の角化も進みます。

このようにニキビはいくつかの原因がお互いに影響しあってできていき、進行していきます。だから治療が難しいのです。抗菌剤は赤ニキビを軽快させることはできますが、面ぽうの形成や皮脂の分泌は防げません。だから病院で薬をもらっても一端は良くなるけどすぐに再燃するとか、あまり効果が感じられないといったケースがあるのです。

次回はニキビの治療についてお話したいと思います。

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 1月号より

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肝斑(かんぱん)~その2

今回は肝斑の治療法についてのお話です。
肝斑がお肌のバリア機能と密接な関係にあることは前号ですでにお話ししましたが、同じ肝斑でも現在のバリア機能の状態によって治療法が大きく異なります。

バリア機能が低下した状態での肝斑の治療は、色素に対する治療よりもバリア機能を回復させる治療を優先させます。バリア機能が低下した状態でフラッシュライト療法(光治療)など色素に対する治療を行うと、治療の刺激で炎症を惹起し、かえって肝斑を悪化させる可能性があるからです。

バリア機能を回復するために私たちが最も重要視しているのは「洗顔方法の見直し」です。何もしなければお肌は自然にバリア機能を回復させようとするのに、洗顔時に強く擦ったり、マッサージをしたりと必要以上に刺激を与えることでかえってバリアを破壊してしまっていることが非常に多いのです。たっぷり泡立てた石鹸を手にとり、皮膚が動かない程度の強さで優しく洗顔しましょう。これがバリア機能・肝斑改善の第一歩目です。洗顔指導と並行して、表皮の細胞間脂質であるセラミドを塗布してバリア機能が回復するまでの間お肌の保護を行い、皮膚での慢性炎症やメラニン産生を抑制するトラネキサム酸や皮膚細胞の酸化(劣化)を防ぐビタミンCの内服・イオン導入(電気刺激により薬剤を皮膚の深部に作用させる治療)を行います。個人差はありますが、2~4ヶ月くらいこの治療を継続することでバリア機能は回復してきます。

バリア機能が保たれていれば、肝斑の色素に対する治療を積極的に行います。色素に対する治療法はトラネキサム酸内服とフラッシュライト療法です(時間はかかりますがトラネキサム酸単独でもかなり効果があります)。お肌の状態がよければ治療に反応して肝斑は徐々に薄くなっていくはずです。ただ洗顔時の「擦る」クセが元に戻ってしまうと、バリア機能は低下し肝斑も再び悪化する可能性があるため、「擦らない」洗顔は必ず継続してください。またフラッシュライト療法などを行っている時は、お肌は刺激を受けやすくなっているため、洗顔はもちろんのこと十分な紫外線対策も忘れずに!

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 12月号より

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肝斑(かんぱん)~その1

最近テレビのCMで、「肝斑(かんぱん)」という言葉をよく耳にするようになりました。
「肝斑」は主に30代以上の女性の顔面によく見られる、茶褐色、境界不明瞭、左右対称であることを特徴とするシミを指します。 この肝斑というシミ、治療が非常に困難でこれまでもトラネキサム酸というお薬の内服が唯一の治療法でした。このトラネキサム酸の内服薬が市販されるようになったことで、今話題になっているのです。

肝班の治療が困難であった理由は、発生する原因がはっきりわからないことにあります(いまだにホルモンや紫外線など諸説入り乱れています)。原因がわからないことの解決は難しいですよね?しかし肝斑をよく見てみると、ほほ骨の部分・ほほ・こめかみ・鼻の付け根・おでこなど、洗顔などでよく擦る部分に左右対称に発生し、それ以外の部分にできることはほとんどありません。このことから「よく擦る→(前号でお話しした)バリア機能低下→皮膚表面での慢性炎症→色素沈着」という図式が成り立ちます。このバリア機能低下説は完全なコンセンサスを得られているわけではありませんが、発生部位・レーザーで悪化する・抗炎症作用を有するトラネキサム酸が効果がある・擦るのをやめるだけでかなり改善する、ことから肝斑の原因としてかなり有力だと考えられています。

肝斑は一日にしてできるのではなく、バリア機能の低下したお肌で徐々に徐々に色素沈着が進行し、いつのまにかできているものです。肉眼ではっきりした色素沈着がなくても、皮膚診断装置で診てみるとぼんやり色素斑が見えることも多く、私たちは「かくれ肝斑」と呼んでいます。

実際に診療していると、中高年女性の約半数にかくれ肝斑を含む肝斑を認めます。おそらく美容クリームを一生懸命塗りこんだり、血行をよくしようとマッサージに励んだりという行為がかえってバリア機能を破壊し、肝斑に進行しているケースが多いものと思われます。バリア機能を無視したお肌のお手入れは肝斑と隣り合わせです。擦りすぎないよう、日々の洗顔にも十分な注意が必要です。また「お肌の調子が悪いな」と感じる方は、一度バリア機能や肝斑の有無をチェックしてみてはいかがでしょうか?

次回は、肝斑の治療法についてお話しします。

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 11月号より

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お肌のバリア機能について

皮膚には紫外線やアレルゲンなど外界からのさまざまな刺激や障害から細胞を保護する「バリア機能」が備わっており、皮膚表面にある角質層が防御壁の役目をはたしています。角質層の細胞は細胞間脂質と呼ばれる油分で接着され、外的刺激から体内の細胞を守っています。また、この細胞間脂質には体内からの水分の蒸発を防ぎ、水分を保持するという重要な働きもあります。

このバリア機能が破綻すると、外的刺激に対して肌を防御する働きが低下し、皮膚は刺激により常に弱い炎症を起こした状態となります。その結果バリア機能を失った部分には、ちょうどケガ・ヤケド跡と同様に色素沈着をきたすようになります。最近CMでおなじみの「肝斑(かんぱん)」もこのバリア機能の低下による色素沈着であるという説が有力です。またバリア機能が破綻すると皮膚は水分を失い、みずみずしさやハリ・キメが失われ、乾燥肌や砂漠肌と呼ばれる不健康な状態に陥ってしまいます。

すなわち、トラブルに負けない健康で美しい肌を保つにはバリア機能を高めることが重要なのです。 バリア機能を維持するために、まずは毎日の洗顔方法を見直しましょう。同じ部位を強くゴシゴシ擦ったりしていませんか?強く擦られた部位の細胞間脂質はあっという間に失われ、バリア機能は一気に低下してしまいます。洗顔石鹸をよく泡立て、たっぷりの泡を使って指が肌に直に触れないくらいに優しく撫でるように洗顔するように心がけましょう。その他、細胞間脂質を変性させる作用がある界面活性剤を含んだクレンジング剤や過剰なマッサージもバリア機能を破壊する原因になりますので注意が必要です。

バリア機能を失ってしまったお肌には、なるべく刺激を与えないようにすることはもちろんですが、細胞間脂質の構成成分であるセラミドを含んだローションなどを用いて、静かにバリア機能が回復するのを待ちましょう。

乾燥肌・油性肌・ニキビができやすいなどの症状を自覚されている方は、バリア機能が低下している可能性があります。一度チェックしてみてはいかがですか?

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 10月号より

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運動後の体のケアについて

メタボリックシンドローム予防の重要性が知られるようになり、「最近運動をはじめた」、「これからはじめてみようと思っている」という中高年の方も多いと思われます。
運動すること自体はよいのですが、「若いときはこれぐらいできていた」と、ついつい急に無理な運動をしてしまい、捻挫や膝を痛めたりで結局運動が続かなかったという方も多いのではないでしょうか?
今回はこういった運動後の筋肉痛や関節痛のケアについてのお話しです。

お風呂でマッサージでもしておけば・・・と考えている方も多いかと思いますが、患部に炎症がある場合、温めたりマッサージすることでかえって炎症を長引かせてしまうことがあります。こういう場合はまず患部を冷却することです。冷却することで、組織の代謝を抑え、必要な酸素を減少させることで低酸素症を防ぎます。これにより患部の痛み、けいれん、脹れを抑えることができます。

冷却の仕方ですが、氷を使ったアイスバッグを患部に直接当てることが最良の方法ですが、あまり長く当てすぎるとかえって組織がダメージを受けることになりますので、長くても20分までにとどめます。そして寝るまでにこれを1時間ごとに行います(軽い痛みであれば1~2回行えば十分です)。膝や足首のひどい捻挫の場合は、この冷却を3日間行いましょう。3日間行えば、大抵の炎症はおさまってきます。

炎症がおさまれば、次は積極的に患部を温めましょう。熱を加えることで、組織の血流は増加し、代謝も活性化され、損傷部位の修復が促進されます。患部の温熱にはお風呂やマッサージも効果的ですが、深部温熱効果の高い近赤外線を用いた光線治療器などを併用するとなお効果的です。 温熱療法の後は徐々にリハビリテーションを始めましょう。
運動後の筋肉痛、関節痛は受傷直後から適切な処置をすることで早期回復、運動への早期復帰が可能です。思い込みではない正しい処置を行うことが重要です。

しかし久しぶりに運動する場合は、何よりも急激な運動は避け、徐々に体を慣らしていくことを心がけましょう。

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 9月号より

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今話題の酸素カプセルのお話

今回は、サッカーのベッカムやハンカチ王子が使っていたことで話題の「高気圧酸素カプセル」、なぜ体にいいと言われているのか?というお話です。

酸素は、体の各器官が必要とするエネルギーを作り出す際、絶対不可欠なものであり、約60兆個の体細胞すべてが酸素を必要としています。そのエネルギーを作ることによって各器官は適切に機能し、生命は維持されています。細胞、組織への十分な酸素供給は病気や老化の予防、傷ついた組織の修復、疲労物質など老廃物の体外への排出に欠かせないものです。
体内の酸素には赤血球中のヘモグロビンという蛋白質に結合している「結合型酸素」と血液や体液に直接溶け込んでいる「溶解型酸素」があり、通常約97%が結合型酸素ですが、赤血球が到達できない毛細血管の先にある細胞への酸素供給や、脱水・高脂血症・血管が細いなど赤血球が血管内を通過しにくい状況では、溶解型酸素が細胞への酸素供給源として非常に重要な働きをしています。

この溶解型酸素を増加させて体の隅々まで酸素をいきわたらせようと開発されたのが「高気圧酸素カプセル」です。血液に溶解する酸素は気圧に比例するため、高気圧酸素カプセルでは、カプセル内の気圧を1.2気圧前後まで上げ溶解型酸素を増加させています。溶解型酸素が増加することで、赤血球が到達しにくい末梢へも十分な酸素が供給され、組織が活性化されるというのが高気圧酸素カプセルの原理です。体への負担、活性酸素の大量発生を考慮して、カプセル内の気圧は1.3気圧以内、酸素濃度は50%以内に設定されているのが一般的です。

高気圧酸素カプセルの効果ですが、血流が不足している組織を活性化するということで、美肌や痩せにくい部位のダイエット、また「糖尿病が治った」「腎臓病が治った」などと謳われているものもありますが、どれも医学的に実証されているわけではありませんので、派手な宣伝文句につられて過大な期待を持つべきではありません。しかし、傷ついた組織の修復、疲労物質の排出に十分な量の酸素が必要であることは間違いなく、実際にアスリートの使用例で筋肉疲労や故障が早期に回復していることや、一般の方でも肩こり、腰痛、運動後の筋肉痛の改善などの効果見られることからも、高気圧酸素カプセルに一定の効果が期待できることは事実のようです。

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 8月号より

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夏の紫外線対策!

しみ・くすみにとって紫外線は最大の増悪因子であり、肌の老化防止には日常的に紫外線をいかに防ぐかということがとても重要です。
紫外線はその波長によりA波(UVA)、B波(UVB)、C波(UVC)に分けられ、そのうち地上に届くのはUVAとUVBの2種類です。

UVBは照射直後には「サンバーン」と呼ばれる皮膚の赤みを、数日後に「サンタン」と呼ばれる色素沈着を引き起こすのに対し、UVAは照射後数時間で皮膚の色素沈着を引き起こします。またUVAには窓ガラスを通過してしまう、曇りの日でも相当量が地表に到達する性質があるため、ふつうに生活しているだけでもかなりのUVAに曝されている可能性があります。さらにUVAは真皮の深くまで到達するため、肌の「光老化」の原因になると言われています。

この紫外線を防ぐサンスクリーン製剤には、効果の指標としてUVBに対して「SPF」、UVAに対して「PA」という表示がついています。朝夕の散歩・買い物・草取りなどには「SPF10~20・PA+」、スポーツ観戦・真昼の外出などには「SPF20~30・PA++」、夏山登山、海水浴、炎天下のスポーツなどには「SPF30~50・PA+++」、と生活のシーンに合わせてサンスクリーン製剤の使い分けることが必要です。またケミカルピーリングやフォトフェイシャルといった、しみ・くすみの治療中には「SPF20~30・PA++」程度のもので、かつ紫外線吸収剤を含まないサンスクリーン製剤の使用が望ましいと考えられています。サンスクリーン剤の使い方としては、二度塗りするくらいにムラなくしっかり塗る、汗をかく場合は何度もこまめに塗ることが重要です。

サンスクリーン剤以外にも正午前後の外出を避ける、日傘や帽子を使用するなど紫外線から少しでもお肌を守る工夫をしましょう。
また、眼から入る紫外線も皮膚の色素沈着を増強させることが知られており、UVカットのサングラスも紫外線対策として有効です。

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 7月号より

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サプリメントをはじめてみよう!

今回は、これからサプリメントの摂取を始めてみようという方のために、ごく普通の人が毎日とることが望ましいサプリメントについて簡単にご紹介します。

(1) マルチビタミン・ミネラル

サプリメント療法のベースをつくるもので、数ヶ月間服用することでいろいろな栄養素を吸収しやすい状態を作ります。商品を選ぶ際のポイントは、

  • ビタミンA・B群・C・D・Eを含んでいる
  • ビタミンB群が35mg以上配合されている
  • 葉酸が400μg以上入っている
  • ミネラルとしてカルシウム、マグネシウム、セレニウム、クロミウム、亜鉛、マンガンが配合されている
  • 胃を保護するベタインまたはグルタミン酸を含んでいる

ことです。

(2) 抗酸化サプリメント

大量の活性酸素にさらされる現代社会では、抗酸化サプリメントで体を錆びつかせないように心がけることが重要です。代表的な抗酸化物質として、ビタミンC・E、βカロテンがあります。ビタミンCは1日1500mg、ビタミンEは1日400IUの摂取が理想で、併用するとより効果的です。βカロテンは1日1万IU程度の摂取が理想的です。

(3) コエンザイムQ10(CoQ10)

CoQ10の重要性については、当コラムの4月号でお話しした通りです。総合的健康増進のため1日に100~300mgを目安に摂取することをお勧めします。

(4) 肥満解消サプリメント

ダイエットサプリメントで一番注意が必要なことは、「安全である」ということです。「ダイエット願望」につけこんだ高価な商品が多数出回っている上に、中には体に有害なものもあるので慎重な商品選びが必要です。安全性、効果が検証されているものとして、脂肪合成を抑制することが知られているガルシニア・カンボジアの実から抽出物したハイドロキシクエン酸(HCA)、脂肪の燃焼を促進するLカルニチンがあります。ハイドロキシクエン酸(HCA)は1日1200~1500mg、Lカルニチンは1日150~250mgの摂取が効果的です。

(5) その他

骨粗鬆症には、イソフラボン、カルシウム、マグネシウム、ビタミンDが、脳機能維持にはイチョウの葉から抽出されるギンコビローバ、大豆レシチンが、前立腺肥大の症状にはノコギリヤシが効果的であるとされています。
市販のものを購入される場合は、明らかな薬効をうたったもの(血圧を下げる、血糖を下げる、痩せるなど)は副作用の可能性があり、 また1剤に複数の栄養素が含まれているものは添加物が多く含まれている可能性があるので注意が必要です。

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 6月号より

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デトックス

「デトックス(=排毒)」は、体に蓄積した有害重金属を体外に排出する治療法で、一般の方にはあまりなじみのない言葉ですが、アンチエイジング領域では非常に注目されています。

今、地球は様々な産業化学有害物質で汚染されており、私たちの体も日々汚染物質に曝されています。有害物質の多くは体内で解毒され排出されますが、水銀、アルミニウム、鉛、砒素、ベリリウム、カドミウムといった有害重金属は解毒されずにさまざまな臓器に蓄積し、障害を与え、神経機能障害、免疫力低下、肝・腎機能障害、代謝障害、肥満、動脈硬化、疲労・肩こり、消化器症状、貧血などを引き起こすと言われています。
運動してもなかなか痩せない・・・、もしかしたら、こういった有害重金属の蓄積により「痩せにくい体質」になっているのかもしれません。

体内への重金属の蓄積状態は、血液検査でもわかりますが、毛髪に含まれる重金属量を測定することで知ることができます。
検査で体内の有害重金属の含有量が多く、なんとなく体がだるい、疲れがとれない、太りやすいなどの症状がある方は「デトックス」を考えてみてもよいのではないでしょうか。

デトックスにはサプリメントによる経口法とキレーションと呼ばれる注射法があり、経口法は有害重金属を吸着する物質の合成を促進するメチオニンやシステイン、排毒効果があるとされているセレニウム、亜鉛を含むサプリメントを、注射法は重金属を吸着するキレート剤を点滴で直接血管内に投与する方法が用いられます。

その他、岩盤浴にもデトックス効果があり、継続して行うことで体内の有害重金属が減少するということが知られています。また便秘がちの人は、食物に含まれる有害重金属が長時間腸管内にとどまるため、デトックスの一環として下剤や腸内洗浄による排便コントロールを考える必要があります。

「自分もデトックスが必要なのでは?」と考えている方、まずは体内の有害重金属測定を行ってみましょう。

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 5月号より

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コエンザイムQ10(CoQ10)のお話

今、注目されているコエンザイムQ10(CoQ10)。なんだかよく分からないけど飲んでます、そんな方も多いのではないでしょうか。今回は、そのCoQ10がどうして注目されているのか?、というお話です。

CoQ10は、私たちが健康に生きていくために必要なエネルギーが産生される際に不可欠な物質で、体内の全ての細胞に存在します。特に多くのエネルギーを必要とする心臓には多量のCoQ10が含まれています。心臓のCoQ10の含量は20代をピークに40代で30%、80代では50%以上が減少しますが、脳、腎臓、肝臓、皮膚など多くの器官でも心臓と同様に加齢とともに減少していきます。このCoQ10の体内での減少が、生命活動に必要なエネルギーの減少、すなわち老化のメカニズムに大きく関与しているのではないかと言われています。

また、CoQ10にはビタミンC, E同様に体が錆びるのを防ぐ(抗酸化)作用があることが知られており、動脈硬化やがんなどの疾病の発生と加齢によるCoQ10の減少には何らかの関係があるのではないかということも言われており、CoQ10は抗加齢物質として俄然注目されるようになったのです。

CoQ10摂取の目安は、1日100~300mgというのが標準的ですが、推奨量についてはまだ結論は出ていません。いずれにしても食事から十分量のCoQ10を摂取するのは無理ですから、サプリメントで摂るのが一般的です。摂取する際の注意としては、CoQ10は油分に溶けやすい物質ですので、油分を含んだ食事直後に摂るのが効果的なようです。

このようにCoQ10は私たちの体内で重要な働きをしており、アンチエイジングには必要な物質であるかもしれません。ただ、老化はCoQ10だけで説明できるほど単純なものではありません。やはりバランスのとれた栄養、適度な運動は不可欠であり、その上でCoQ10を取り入れていく、これが正しい道なのではないでしょうか?

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 4月号より

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「老化の正体」は?

アンチエイジングを考える前に、まずアンチエイジングの敵である「老化」の正体を知っておく必要があります。アンチエイジング医学では「老化」は、

  • (1) 体が錆びること(酸化)
  • (2) 体がしぼむこと(内分泌ホルモンの減少)
  • (3) 心がすさむこと(抑うつ傾向)

の3点に集約されているようです。

まず「体が錆びる」とは、鉄骨が錆びるように人の体も酸化され錆びていくということです。錆びの原因は活性酸素などの酸化物質ですが、人体にはビタミンA、C、EやコエンザイムQ10など活性酸素から身を守るシステムが備わっています。しかし、この防御システムを超えて大気汚染、タバコ、食品添加物、ストレスなど活性酸素を大量に発生させる環境にさらされると、細胞の酸化は一気に進行し致命的なダメージをうけ、単に「老化する」というだけでなく動脈硬化、がん、アルツハイマー病など深刻な病気が引き起こされます。

「体がしぼむ」とは、加齢とともに若さを保つために必要なホルモンの分泌が減少することで、代謝、運動や性的能力の低下、筋肉・骨量、皮膚の柔軟性の減少など、まさに「老化」をひき起こします。また加齢とともに増加するストレスホルモンは、逆に「老化」の促進に拍車をかけます。通常このホルモン環境の変化は30歳頃から始まり、40歳以降に一定レベルを越えると体に様々な変化をもたらしますが、悪い環境や生活習慣に身を置いていると、意外に早い段階から「老化」が体に現れることになります。

「心がすさむ」とは、精神的ストレスや虚脱感が体に様々な症状を引き起こすということです。精神活動はホルモンバランスの乱れなどから加齢とともに抑うつ傾向に向かいますが、その時に感じるストレスを引きずると、活性酸素の発生やホルモン環境の悪化に影響を与え、体の老化はさらに進行していくこととなります。体の健康を維持していくためには、常に前向き、楽しみが多くストレスが少ない生活を送り、心の健康も維持することがとても重要なのです。

誰も老化を止めることはできません、死から逃れることもできません。しかし老化を遅らせることはできます。生き生きと健康長寿を全うするためには3つの要素がバランスよく、ゆっくりと進行していくことが重要です。時々自分の体をチェックして、老化のバランスが崩れていたら修正する、これを繰り返していくことが健康長寿の秘訣ではないでしょうか。

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 3月号より

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「アンチエイジングって何?」

最近よく耳にする「アンチエイジング」という言葉を聞いて、みなさんはどんなことを連想しますか?
美容、化粧品、ダイエット、サプリメント、若返り、不老不死など人によって持っているイメージは様々だと思われます。
巷では「アンチエイジング」花盛りで、一種の流行のようになっていますが、主に美容業界で用いられることが多いため、「見た目の若返り」など極めて狭いイメージで捉えられていることが多いようです。

「アンチエイジング」は日本語訳すれば、「アンチ=抗する」「エイジング=加齢、老化」ですから「抗加齢」ということになります。老化は体の表面だけでなく内部にもおこってくるものですから、「アンチエイジング」の対象は全身であるべきなのです。

もともと「アンチエイジング医学」は、人々がいつまでも生き生きと健康長寿を全うできるよう確立された究極の予防医学で、健康長寿を妨げる因子をひとつひとつ排除していくことを目的としたものです。今まで「アンチエイジング」とは無縁と思っていた方も、健康長寿のためと考えれば無縁とは言えないでしょう?

美容に偏ることのない本当の意味でのアンチエイジングを学び、実践することができれば、必ず生き生きとした豊かな人生を手に入れることができるはずです。

とことん、おおくぼ Okubo.com
「アンチエイジングコラム ~What’s Anti-Aging?」 2月号より

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